4月29日~5月5日

4月29日 ゴミ捨て場の決戦

表題通り、すっごい遅刻したがなんとか劇場で観てきた。体育館のような空間の広がりを感じるサウンドを聞くなら劇場に優る環境は無い。月島が一番好きだったけど、黒尾もだいぶ好きになった。最後のラリーシーンも素晴らしくてもう一回観たいね。

そして劇場を出たら少年二人が「やっぱりバレー部入ろうぜ~」って話をしていて場外で何かが完成してしまった。あの上映回は君たちの為にあったんだねえと思うなど。

あとはゆるキャン△4話とか無職転生3,4話を観た。最近この辺はちょっと惰性で観てる感じが否めない。

 

4月30日 アンチ日常

こちらも大遅刻ながらデデデデの前編を観た。浅野にいお作品は一切知らなかったが、随所に露悪的な不愉快さを散りばめながらもその陰で然るべき話を進めていて、こういう感じねというのは理解した。地味な役に種﨑敦美がいて豪華な使い方するなと思ったらちゃんと話の引き金を引く役だった。おんたん役の「あの」も面白いなあと思うが、演技というより中の人がそのまま話しているような感じ。とはいえ総じて言えばかなり面白かったので後編はきっと観に行くと思う。

帰ってからは終末トレインを5話まで観た。書いている時に気付いたのだが、どちらも日常が崩壊してその中で人が受け容れたり諦めたり狂ったり正気に戻ったりするという共通点がある。2010年代の作品は震災・原発事故・SNSが定番ネタだったが、これからしばらくはコロナと陰謀論やロシア・ウクライナ戦争あたりになるのかしら。我々はもはや日常が突如として崩れていく物語を他人事として受け取ることはできないね。

 

5月1日 賽の河原

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一時期息を吸うようにポイントを吐いていたが、上振れを引いて遂に豪2に昇段した(2回目) 余りに運要素が大きくなんて不毛なゲームだと思うが、本や記事を読んで座学するのは手軽で確実な成長を感じられて楽しいのでちまちまやっている。問題は知識ばかり身に付けても、段位戦の短い持ち時間で運用可能な技術には限りがあるという所にある。基本的に大きいミスをしないようにするのが肝のゲーム性なので、増やした知識の中で優先順位を取り違えるとすぐに悲惨な結果が訪れる。

やる側としては反復練習を重ねて精度を上げなさいという話で終わりだが、教える側としてはその知識・技術を運用する際のコストを意識しないと実用性が保てないという事が言える。その辺まで含めて「教えるのが上手い」と言える人は往々にして現役のトッププレイヤーではなかったりするところが面白くも難しい所。

↓最近買って読んでるブロマガ。月額200円で実践的な判断基準とかいい内容の記事が多くてすごい。

「副露対応が上手くなりたい!」そんな人へ贈る 重要な3つのステップ|ゆうせー

 

5月2日 閑居して不善

ほとんどの時間を麻雀とアニメに費やしながらGWの時間が無常に流れていく。これでいいのかという気持ちとこれでいいのだという気持ちが半々くらい。

 

5月3日 オタクのお茶会

高校同期と集まって料理したりボドゲしたり。

フォーリコール(羊肉とキャベツの煮込み)

ビリヤニ

昼からマトンの臭み抜きしたりと、異様に工数のかかる料理が出てくるのを座して待っているだけだと流石に気まずいので、元茶道部部長の威信を賭けて抹茶を振る舞ったりした。結構なお点前、草の味がする等の感想を頂戴した。お菓子に栗羊羹と最中を用意したけど、これくらいの抹茶なら和三盆くらいの干菓子の方が丁度いいかも?という気がした。

5月4日 JAPAN JAM 2024 day4

未だに恒星に落ちた傷が癒えていないので、結束バンド目当てに人生初のフェスに参加。天気は文句の付けようもない快晴で良かった。
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結束バンドの一個前のバンドが終わった直後から張り付いていたが、おかげでリハのカラカラが聞けて良かった。本番はなんか星座になれたらの歌詞間違いっぽいのが一度ならずあったりしておっかない場面もあったが、ギターの三井律郎が終始ノリノリで良かった。あんたがギターヒーローや。フラッシュバッカーの最後の方のアレンジは特に素晴らしかった。

そして同じステージの次のバンドがASIAN KUNG-FU GENERATIONだった訳だけど、正直に言えばこちらの方が胸に残る圧巻のステージだった。パフォーマンスに安定感というか揺がないものがあって円熟したバンドの風格を感じさせた。

ゴッチのMCで「手を上げてもいいし上げなくてもいい。自由な態度で聴いて欲しい」みたいな話があって、丁度つい最近星野源が「手を上げるのやめよう」と言って軽いボヤ騒ぎになっていたのを思い出したが、ゴッチも前に同じような事を言って喜多が窘めたらしい。いかにも気難しそうなゴッチとずっとバンドをやっている残りの三人は相当バランス感覚が高そうなのが伺える。

ドサクサ日記 4/29-5/5 2024|Masafumi Gotoh

アジカンのステージには多分イスラエルのガザ侵攻に反対するプラカードみたいなものが置いてあって、これもまあいつもの奴らしい。ゴッチといえばそういう思想のやつ、そういうアピールをしない方がいいのにみたいな評判も聞くが、個人的には何を歌うべきか、伝えるべきかという事を切実に考えているアーティストにしか出せない格好良さがあると思う。彼らの打ち出したスタイルの幾分かは、確かに「ぼっち・ざ・ろっく!」に受け継がれている訳であるし。

他にもホルモンとかWANIMAとか全く知らなかったバンドにも色々触れられてフェスを満喫したが、滅茶苦茶日焼けして疲れ果てた。

5月5日 食べ時

料理初心者が勘で調味料を振るうと段々バズレシピみたいな味に収斂していくという事が分かってきたので、それなら最初からバズレシピめがけて作った方が良かろうということで料理本を買った。

いたわりごはん2 今夜も食べたいおつかれさまレシピ帖

Twitterでたまに見かける料理研究家の人が書いた本で、料理としての一定以上の体裁を保ちながらどこまで手間を減らせるかみたいな所に重点を置いたレシピ集。右上のやつが本を見て作った「塩コショウだけ唐揚げ」である。

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味はまあ予想の範疇というか、まあこれくらい簡単に作るとこれくらいの味になるよねみたいな感触だった。ただ自炊で重要なのは継戦能力であって、余裕が有れば手間をかけ忙しければ手を抜くといった加減のスキルがまだ身に付いていない以上、多分買ってよかったんじゃないかなと思う。あとはまあ多少の仕込みの差よりは出来立てとか一番美味しい時に食べるのが大事。茄子の煮浸しは翌日の方が良かった。