4月15日~4月21日

4月15日 1話レビュー 24年春

オタクとアニメ合宿して今季の一話をいくつか観たのでレビューしていく。(ユーフォ以外)

 

・転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます

期待度1/5(観ない)

椅子に縛り付けて無理矢理視聴させられたが、やっぱり興味を持てなかった。大体観せてきたオタクもショタの膝小僧がピンクなのカス過ぎ!と吠えていて誰も幸せにならなかった。

 

・ブルーアーカイブ The Animation

期待度2/5

まあソシャゲのアニメってこんな感じになっちゃうよね~を地で行く1話。ただ「先生」なる人物の妖艶さには一定の引力を感じるので飽きるまで観るつもり。

 

・夜のクラゲは泳げない

期待度2.5/5

途中まではそこそこだったのだが、「何者にもなれない」のワードが自己実現的な文脈で出た時点であ~……となってしまった。世間を渡り歩くうちに元の意味も文脈も正反対のものにすっかり挿げ替えられてしまって久しい言葉だが、アニメ作品くらいはその辺りを汲んでくれてもいいのになと思ってしまう。(気難しオタクポイント)  

「愛の話なんだよ、なんで分かんないかな~」

そもそも自己実現的な危機感を煽る風潮自体あまり好きではない。まあこれからその辺を切り返していくのかもしれないが。

(追記)当の本人が言及していた……

 

無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール

期待度2.5/5

1話で何が進んだのか分からないうちに終わってしまった。前クールから思っていたのだが、転生して「家族」をやり直すというテーマを駆動力にしていた1期と比べると、どうにも続きが気にならない。不能であることが、1人の人間として致命的に沽券に関わるという所にあんまり共感出来なかったのが原因か。その辺含めちょっと古臭い感じがするのだが、その話は一応ケリがついたようだし原作があまりにビッグタイトルなのでここからの巻き返しもあり得ると思ってこのくらいの評価。

 

ゆるキャン△ SEASON3

期待度3.5/5

作画が変わったことに関しては正直どちらでも良いと思っている。ただOPの動画はかなり好き。原作で多用されていた魚眼レンズみたいな演出をアニメに起こすとどんな感じになるのかなあというのが気になる。黒沢ともよのキャラが1人だけ圧が高い。

 

・ガールズバンドクライ

期待度4/5

二話まで視聴。RWBYを彷彿とさせるコミカルで表情豊かな3DCGが観ていて非常に楽しい。やけくそ気味な照明ぶんぶん丸も面白かった。現状の曲がそこまで好みではないのと声優の演技がアレ(声優の仕事は声優だろ党)なのがネックだが、「宇宙よりも遠い場所」と「響け!ユーフォニアム」を手掛けた花田十輝の手腕に全幅の信頼を置いているので、この後の新メンバー次第で更なる跳ねも期待できると思いこの評価。

 

・終末トレインどこへいく?

期待度4.5/5

二話まで視聴。ガルパンと同じく一話で「うちのリアリティラインはここ!(激低)」と高らかに宣言してからのやりたい放題が、奔放な台詞回しと相まって気持ちいい。名前負けしないほどに終っている世界でもどこか希望を感じさせる作風のまま行くのか、それとも何か恐ろしいギミックが待っているのか、どちらにせよ続きが気になる作品。

 

・アストロノオト

期待度4.5/5

観る前は声優の豪華さ以外に全然フックが無かったのだが、突如として大外からやってきたダークホース。ラブコメとして別に斬新な要素があるわけではないのだが、狙って醸し出される古臭さが何故か癖になる。監督は銀魂等歴戦のギャグアニメメイカーらしい。今期は他も強豪揃いなのでどうなるか分からないが、大化けするポテンシャルがあると思う。令和の「めぞん一刻」と例えている人がたくさん居るが読んだことが無いので分からず。

 

他には「Unnamed Memory」「変人のサラダボウル」「狼と香辛料」「バーテンダー 神のグラス」あたりも気になっているが、流石に手が回らないかも。

観る会ではシドニアの騎士を9話まで視聴。のりおくんさあ……

4月16日 鯖のみりん干し

私は魚の干物が好きです。今日はこれだけ覚えて帰ってください。

f:id:ur173432401:20240420200205j:image

レンジでも作れると書いてあるが、妥協はせずコンロで焼く。そして洗い物がしんどい。
f:id:ur173432401:20240420200201j:image

シドニアの騎士を12話まで視聴。3DCGの良し悪しって評価が難しいなと思う。

 

4月17日 散歩

4月は自己紹介の季節な訳だが、趣味に散歩と書く人が一定数居る。それを見るとどれくらいの頻度で散歩するのか気になるのだが、そこにそれを書く人はどうもネタに困っている感じがあり(偏見)、あまり深追いしない方がいい気がして聞けずにいる。

最近、会社の昼休みに誰とも話さないのでさっさと食べ終わると暇である。この日は片道15分かけて海辺まで散歩した。もう夏みたいな雲が揺蕩っている。

f:id:ur173432401:20240420200848j:image

4月18日 焼うどん(1)

焼うどんを作った。得意料理です。

f:id:ur173432401:20240420201559j:image

夜は「フラ・フラダンス」を観た。女児アニメ系は割とストーリーが真っすぐな所は良いのだが、TVシリーズだと一話で視聴時間あたりの情報量が流石に物足りない感じがしてしまうので、劇場版用に圧縮されているくらいがちょうどいいなと思った。あとEDの曲が爽やかで好き。

サンフラワー

サンフラワー

  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

 

4月19日  焼うどん(2)

何の規則性もないが割と好きな料理ということでメモ書き程度にツイートした。

帰りにスーパーに寄って早速炊き込みご飯にするかと思って筍を購入。ここでうっかり水煮ではなく半額になっていた生のものを買ってしまったのが非常に良くなかった。あく抜きに時間がかかるというのは知っていたが、まあ多くても二時間くらいでしょうと決めつけていたら普通に一晩寝かせる系だった。自炊始めたてでやりがちなミスを総ざらいしていると揶揄されたが、ぐうの音も出ないくらいその通りである。

という訳で残り物をかき集めて二度目の焼うどん。ホルモンが旨い。

f:id:ur173432401:20240420201717j:image

4月20日 反省

玄関に放置していたエアロバイクをようやく引き上げた。ベランダに出れねえよと思ったが、二日ぐらいしたら洗濯の頻度自体そんなに高くないのでまあいいかという気がしてきた。とはいえ買う物の大きさぐらいは確認した方がよい。反省1f:id:ur173432401:20240420201634j:image

昼はたけのこ、しめじ、ぶりで炊き込みご飯を作った。たけのこのあく抜きは無事仕上がっていたのだが、なんか水っぽい仕上がりで味もやや薄くなってしまった。多分具から水分が結構出るんだろうね。

f:id:ur173432401:20240420201638j:imagef:id:ur173432401:20240420201643j:image

有識者から完璧な改善案を頂いた。こういう細かい一手間って当然理由があるんだねえということが身に染みて分かった。反省2

夜は1人で飲みに行った。店長に顔を認知されていたが、忙しそうであんまり話せなかった。ハウスワインの白が美味しい。軽く飲んで終わらせようと思ったのにまかないのパスタがあるがどうかと言われて頼んだら会計で破産した。反省3

f:id:ur173432401:20240422223038j:imagef:id:ur173432401:20240422223042j:image

 

4月21日 みずいろプレリュード

干ししいたけを戻して出汁を作り、砂肝の銀皮を剥ぎ、しじみの砂抜きもした。頑張っております。頑張りすぎかも。

f:id:ur173432401:20240422223022j:imagef:id:ur173432401:20240422223024j:image

色々アニメも観た。

ガルクラ3話。なんかちゃんとキャラが立っているだけに、余計に演技が微妙なのが際立ってしまっている感がある。アンプの穴から覗くこのカット好き。

 

アストロノオト3話。釘宮の少年とかロケランを担ぎ出す管理人とか、色々良い。

ユーフォ3話。アップが終わり、ユーフォらしい毒が顔を覗かせ始めてきた。原作を読んだ時と比べるとだいぶ味わいが違くて面白い。

・麗奈はクールにスパルタをやっているというより、かなり焦っている寄りの印象になった。滝先生と全国取れるかという点にかなり必死になっている感じ。

・多分教職3年目?の滝先生。どう部活を纏めるべきか未だ試行錯誤の段階な面が強調されている。100人近いのガキのお守りなんて無理ゲーですわと同情してしまうのは歳を取ったからなのか。

・低音のメンバーから離れて座るカットが際立つ黒江真由。その割に平気そうな所まで含めて腕っぷしの立つ中途社員っぽい。嫌な連想。

・頑張ったけれど問題の解決は先送りにしてしまった久美子部長。原作の「刺さった」が邪悪過ぎるので幾分マイルドにはなったかも。部を穏やかに回していきたいのならば参考にすべきは小笠原晴香や加部友恵、なんなら同期にも緑輝、葉月、秀一といるのだが、あすかや麗奈に惹かれてしまうのが「才能ある子が好き」という癖の業の深さか。

 

色々と軋み出してはいるが、みんなそれぞれの自分に出来るだけのことをやっている。原作既読なので岡目八目的な見方になってしまいがちだが、寄り添って見守りたい気持ちもある。だってユーフォ好きだもん。

4月8日〜4月14日

4月8日 オタクの魂いつまで

昨日観た響け!ユーフォニアム一話の感想を書くのを忘れていた。といっても、久石奏が久美子にベッタリだったのと極めて政治的な多数決のシーンを除けば新キャラの顔見せで終わった感じがありあんまり言う事がない。

嘆かわしいことに就職してから順調にアニメを観る本数が減っている。ここ最近は、身内の同時視聴会にもほとんど参加していなかった上に、冬クールのアニメも結局ダンジョン飯とフリーレンしか完走しなかった。数をこなせば良いというものでもないが、学生の頃と違ってTwitterやDiscord以外でアニメの話をする場もないので、モチベが段々薄れていってしまうのではないかと薄っすらと不安になったりする。

そして何よりアニメを観ることに嵌り込んだきっかけである「響け!」が遂に完結しようとしている。これが終わった後にまだオタクとして立っている自信が全くない。しかし完結しないとしたらそれはそれで不幸なことであり、結局歯を食いしばって見届けるしかない。せめて有終の美を飾るものであって欲しいと切に願っている。

自炊しようと思ったら同僚に飯に誘われてしまった。別に悪いことではないのだが、おちおち買い溜めも出来んなあと思うと難しい。

 

4月9日 Your old gear……

まだまだ新居で買い揃えたいものはあるのだが、いい加減嵩む出費が気になって来たのでジモティーに登録してみた。金を払って粗大ごみに出すくらいなら無料かタダ同然の値段で譲るというのは考えられる行動ではあるが、実際覗いてみると信じられない数の出品が日々行われているということが分かった。その気になれば新生活に必要なものは一式揃えられてしまう。家電などはあまり中古で買いたくないが、机や棚などを買う分にはかなりいいツールであるような気がする。

また、人それぞれの生活事情が垣間見えるのが面白い。

恐らく更地にしてから土地を引き渡す必要があるのだろうか?引き取り手がいるのかはさっぱり分からないが。

 

夜は残り物を適当に。味噌汁にめかぶを入れるのも悪くない。



4月10日 匿名

声優の掲示板でレスバして暴れまわっていたコテハンがその声優当人かもしれないという疑惑がずっと流れてくる。なんかもう面白さがある閾値を超えてしまうと、本当かどうか分からないみたいな意見って無力化されてしまうのよね。それにしても面白過ぎる。フォロワーのオタクも女性声優かもしれんね……

 

4月11日 開拓

またまた同僚のお誘いがあり、普通にご飯と味噌汁の組み合わせで考えていた飯が、どすこいなラーメンに置換されてしまった。バイオリズムが狂う。
f:id:ur173432401:20240415223745j:image

 

狂ったついでに家の近くの飲み屋を新規開拓することにした。マグロとアボカドって書いてあるからポキみたいなやつを想像してたらかなり洒落乙なやつが出てきて「洒落乙ですね」って言ったら笑われた。私もおかしいと思う。その後は常連さんにバーに連れられてポーカーを初体験したりした。あれはミリしらでは難し過ぎるので勉強してリベンジしたい。

f:id:ur173432401:20240415231715j:image

 

4月11日 うろ料理

前日のおいたが祟って当然のように体調が悪い。

冷凍した豚肉で何か作るかと考えていたが、豚丼と生姜焼きは最近似たようなものを食べたので除外するともうレパートリーが無い。そこで長崎旅行で食べたレモンステーキなる料理が美味しかった記憶があったので、適当にネットでレシピを漁って作ろうということになった。だがよく考えたらアレは豚じゃなくて牛だしレモン汁はあってもレモンが無い。代わりにグレープフルーツを入れたらもう再現料理とかいうレベルじゃないぐらい別物になってしまった。f:id:ur173432401:20240415223729j:image

 

どんな感じだったかなあと思って写真を掘り起こしてきたら、記憶より大分レアだった。そりゃ豚じゃ出来ねえわ。

f:id:ur173432401:20240415223800j:image

4月12日 Home party

超超超いい天気。最高だぜ~。
f:id:ur173432401:20240415223726j:image

駅前を歩いているとそれなりの頻度で中国語が聞こえるなあと思っていたのだが、中華料理屋やその系統の食材を扱った店が集まった一角があり、どうもそれなりの規模のコミュニティがあるらしいことが分かった。

f:id:ur173432401:20240415223827j:image

その辺のお店で文旦を見つけた。タイでもポメロという名前で売っていて、よく食べていた。粒が大きくプチプチしていて美味しい。4つは多い、それは分かっているのだがそれでもいかねばならないときがある。

f:id:ur173432401:20240415223808j:image

タイで食べたときはもう剥いたあとの状態だったので良かったのだが、外の皮も中の薄皮も非常に分厚いため、全て剥かねば到底食べられない。4つ剥くのにアニメ二話分くらいかかった。もう買わないかも……
f:id:ur173432401:20240415223804j:image

昼は蕎麦と天ぷら。揚げ物の中で天ぷらだけなぜか特異的に消化が苦手で、半日くらい居座り続けるのだが好きなので食べちゃう。この日もダメだった。

f:id:ur173432401:20240415223815j:image

午後からオタクが家に遊びに来た。気合いを入れて実家直伝の餃子を作った。これくらい工数がかかる料理になってくると一人分作るのは労力に見合わない感じがするが、であればこそ来客があるときは絶好の機会といえる。要はお祭りである。
f:id:ur173432401:20240415223834j:image

f:id:ur173432401:20240415223733j:imagef:id:ur173432401:20240415223748j:image

楽器が欲しいという意味不明のリクエストに対して、辛うじて要求を満たすものをプレゼント。喜んでもらったのでまあよし。

f:id:ur173432401:20240416083954j:image

 

代わりに意味不明のお土産をもらった。

f:id:ur173432401:20240415223830j:image

 

4月14日 My new gear……

午前中はオタクとアニメを観て、昼にハンバーグを食って解散した。
f:id:ur173432401:20240415223737j:image

 

午後からは車を借りてジモティー経由で色々回収した。マット、物干し竿、卓上ラックは確実に要るものだったので良かったが、1000円でいいの?安過ぎ!と碌に考えもせず飛びついたエアロバイクを家まで持って帰って来た瞬間、正気に戻った。こいつ、デカすぎる…… 今度ジモティーで初出品することになるかもれない。
f:id:ur173432401:20240415223819j:image

 

夜はしっぽりとうどん。地味な顔をしているが半額で買った鱈が二切れ入ってる。
f:id:ur173432401:20240415223752j:image


4月1日〜4月7日

4月1日 推しブログ

知り合いが次々とブログ・日記を始めており、身内の中では交換日記の様相を呈している。どんどん更新日が遅れている自分が最初に脱落する可能性すらある。ブログだとTwitterより率直な文章を連ねる人が割と多い傾向にあり、個人的には読んでいてそちらの方が好ましく感じる。というか140字で何かオチを付けようとするとどうしてもフレームが歪むのだろう。

前に紹介したゴッチのブログも結構気に入っているが、一番好きなブログがこちら。

unlimited blue text archive

確か最初にアクセスした時は「マリア様がみてる」の福沢祐巳に対する評価の記事を読んだのだが、これが実に面白く一気に読んだものだった。淡々とした文体と着眼点の捻り方が癖になる味わいを出している。もう定期的な更新はしていないので古い記事にはなるが、アニメの考察から、時事ネタ、英語の勉強法まで不思議となんでも面白い。ちなみに一番良かった記事はこちら。

unlimited blue text archive:劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス

別に誇張した表現を使わずとも、確かに作品の魅力を汲み取って文章に起こしていて素晴らしい。こういう文章を書けるようになれたらいいな、というのは一つの目標としている所である。

 

4月2日 浪費

当然の話ではあるんだけど、半額のシールってかなり目立つデザインをしている。YouTubeのサムネみたい。昨日は軽く飲んでから〆の飯を求めてスーパーに寄ったものだから、シールに誘蛾灯のごとく引き寄せられて、半額になってなお異常な値段をしている事に気付かず完全に余計な買い物をしてしまった。寿司の方が安いじゃない。

f:id:ur173432401:20240403224439j:image

仕方ないので今日の晩飯でよく分からない卵炒めにした。味付けが適当すぎてバズレシピみたいだった。素材が泣いていると思う。
f:id:ur173432401:20240403224432j:image

あとキッチン周りを整えるための買い物もした。磁石でくっつくパーツを買い揃えて自在にカスタマイズできるというコンセプトは良いのだが、これも結構値段が張った。そのうち破産しそう。
f:id:ur173432401:20240403224443j:image

 

4月3日 ブリの照り焼き

魚はやっぱり刺身がいいなと思うのだが、ブリの照り焼きは好き。好物くらい自分で作れるようにならねばと思うので今日もなんとか自炊している。小松菜のつもりで買ったものがルッコラだったので仰天したが、味噌汁に入れてしまったら大した違いは無かった。

f:id:ur173432401:20240403224424j:image

部屋の横窓を塞ぐための微妙な大きさのカーテンが無かったため、日の出とともに強制的に起床していたのだがようやくその生活とおさらば。少しずつ生活水準が上がっていくのはマイクラの序盤に似た喜びがある。あれがあるから何回も新ワールドで始めてしまうのよね。

f:id:ur173432401:20240403224435j:image

実家に居た時は飾る場所に困っていた奴らを神棚に。部屋に一般人を呼べない感じになってきた。

f:id:ur173432401:20240403224428j:image

4月4日

なんも覚えてないのでパス

 

4月5日 ハナウタとまわり道

スキップとローファー、いいアニメだったね。美津未ちゃんの地元復興には重たい文脈が乗ってしまったが、気丈に生きて欲しいとささやかに祈るばかり。

ハナウタとまわり道 - 逢田梨香子の曲 - Apple Music

華金だけど別に何も無かったので、1人で飲みに繰り出す。独身貴族だね。最寄駅の周辺はあんまりいい店がなくて、一応一軒だけ目星をつけていた店は満席で入れず。残念だが、平日のまあまあ早い時間に混んでいる店は期待が持てるので、選球眼は良かったと思う事にした。

ということで20分くらい歩いて別の沿線駅まで移動。ローカルで良さげな店に入ったら、常連さんと楽しく会話して、料理も美味しいしなんかまあいい感じ。この辺によく行く事になるなら自転車が欲しいが、来月の引き落とし額次第か…… 暫くはチンタラ歩いて暮らすのかしら。

f:id:ur173432401:20240407232523j:image
f:id:ur173432401:20240407232549j:image

 

4月6日 My new gear 

ランチョンマットを購入したので朝から使う。ずっと机の天板がひんやりするのが気になっていたので早く買うべきだった。

まあまあいいペースで自炊しているので、炊飯器を買っても良い気がしてきたため下見のつもりで家電量販店に行ったのだが、売り場で炊飯器に異様に詳しいお姉さん店員に捕捉される。炊飯器オタクというかそれが仕事ではあるのだけど、凄い知識量でしゃべくりながらもこちらの用途をしっかりヒアリングして必要な機能のあるものを紹介してもらったので、その人を信じてその場で買ってしまった。結局全てのジャンルの専門家にはなれないのだから、最後はどういう人間を信用するか次第だなあと思う。

My new gear……
f:id:ur173432401:20240407232534j:image
f:id:ur173432401:20240407232538j:image

家の近くの雀荘にふらっと立ち寄って5半荘打って41421。炊き立てのご飯も美味しくて大変良い休日。
f:id:ur173432401:20240407232554j:image

4月7日 どぅー・いっと・ゆあせるふけあ

インターネットというのはいつも揉め事を見つけては灰も残らぬほど焼き尽くしているはずなのに、気が付くと不死鳥のように灰の中から復活して同じ話題で燃えている。今日はマッチングアプリだか婚活だかで初手大戸屋に行ってしまうやつだった。

思うにTPOの問題もあるのだろうけど、「ちょっといい雰囲気の店でちょっといい物を食べる」という体験に対して報酬系が機能しない人が少なくない割合でいる、という所が根本的な原因なのではないかなあと思ってしまう。自分を労わるカードの中にそれが入っていないので、食事に頓着しないから店も知らないし、普段と違う日に人と良い体験を共有することでやり取りを円滑に進めるという発想が自然に出てこない、みたいな。

私は食い意地が張っているので食事に関しては多分当てはまらないのだが、服装とか身だしなみに関しては近いものを抱えているんだろうなという意識がある。今日は服が良いから/盛れてるから気分がいいみたいなツイートを見ると(私が持ってないタイプの報酬系だ……)と思うので。社会通念上はもっと気を遣った方が良いらしいということを認識してはいるんだが、継続して小さくないコストを払おうという気に全然なれない。私の周りにも同じタイプのせるふけあ苦手族がいっぱいいる気がする。ここから抜け出すための梯子はどこにかかっているんだ、助けてくれ須理出っち。

それと関係があるやらないやらだが、イチゴひとつとっても自分で自分に食べさせないと食べられないんだなあという当たり前の事実を思い出したので、あまおうを買ってきた。見た目が不揃いだが味は良い。

f:id:ur173432401:20240407232558j:image

うどんを食べようと思ったら、鍋を味噌汁に占拠されているのを忘れていた。仕方ないので昼食はカレーメシ。助けてくれ虹夏ちゃん。

f:id:ur173432401:20240407232541j:image

夕方、海が近いのを思い出してチャリンコを借りて海岸へ。思ったより人がいた。

f:id:ur173432401:20240407232527j:image
f:id:ur173432401:20240407232530j:image

自転車を返そうと思ったらひどい目に遭った。片道で乗り捨てる人もいる以上、放っておいたら周辺から駅前にどんどん集中していくのは当然である。もう少し考えてからサービスを稼動させて欲しい。

 

夜はネギ塩レモンだれを作った。せせりの限りない油を上手くいなしてくれて良かった。

f:id:ur173432401:20240407232602j:image

祝 響け!ユーフォニアム3期放送

響け!ユーフォニアムの久美子3年生編が本日より放送されますね。

anime-eupho.com

本当に、本当にめでたい。感無量です。京都アニメーションはもうTVシリーズのアニメを制作するまで立て直せないのではないかと心配していた頃の自分に、そんなことはないと聞かせてやりたいです。

という訳で好きな響け!ユーフォニアムのシーンを発表するやつをやります。アニメから観る人もいると思うので、範囲は2年生編までに絞ります。

 

・関西大会ダメ金の後に夏紀が優子の介抱してるやつ

「誓いのフィナーレ」で台詞もなくサラッと1コマ挟まれてたシーンですね。原作では、表彰式の後に部長の吉川優子が泣いていたことを秀一が偶然目撃したことが述べられるのみで、この時副部長の中川夏紀と一緒に居るというのはアニオリです。

f:id:ur173432401:20240407173358j:image

実は自分が原作を読んだ時に「表彰式にはこの2人で出ていたんだから、優子が部員には隠していた弱みを夏紀だけが見ている可能性は極めて高い、いや絶対そうだろ!!!!」と昂ぶっていたんですが、まさか劇場版でオタクの妄想が本当に映像化されるとは思わず、映画館で叫びそうになりました。本当に福利厚生が手厚いコンテンツ。この後部長として気丈に振る舞い、意気消沈する部員に対して来年を見据えて発破をかける所まで含めとても良いシーンです。

ちなみに「アンサンブルコンテスト」でなぜかこの場面を隠し撮りされた写真が掲載されています。なんで?

 

・オーディションで手を抜いた奏を久美子が説得するやつ

原作の「波乱の第二楽章 前編」と劇場版の「誓いのフィナーレ」の両方にこのシーンはありますね。劇場版の方が雨の中ずぶ濡れで坂ダッシュを決めながら思いの丈をぶつけあうエモーショナルな仕上がりにはなってるんですが、個人的には原作の方が好みです。

夏紀と奏の会話が拗れるのを眺めながら、混乱しながらも久美子はあすかならどうするかということに思いを馳せます。そして繰り出されるのが、

「自分から憎まれ役を買って、そのくせ相手を傷つけてることに苦しんで。利己的なふりをするのはやめようよ」

まず「お前の虚飾はお見通しだ」とハッキリ宣言して間合いを詰める。この意地の悪い物言いはまさしくあすかの話術です。ですがそれだけでなく、

「ここは、奏ちゃんのいた中学校じゃないんだよ。いま奏ちゃんがいるのは、北宇治なの」

と「お前に必要なものを提供する用意がこちらにはあるぞ」ということを認識させる。実際に一年前の久美子は、夏紀の実力主義を重んじて後輩を認める態度に救われていますからね。そして、

「奏ちゃんは、頑張ってるよ」

シンプルに一番欲しがっている言葉で締めるコンボ。最後の台詞が一番大事なんですがそれ単体ではダメで、久美子が奏のことを根気よく気にかけてきたからこそ繰り出される三段構えが、比較的計算や理屈を重んじる傾向にある奏によく効くわけですね。久美子の部長としての才能(窓開け◎)が示唆されるエピソードでもあります。

また「北宇治なの」に垣間見えるように、奏と同じくオーディションに端を発する人間関係のいざこざというトラウマを抱えていた久美子は、実力主義で切磋琢磨することを重んじる現環境を好ましく思っており、北宇治の吹奏楽部に対する強い帰属意識を持っています。これはキービジュアルにもあるように3年生編の重要なファクターの一つになっていきます。

f:id:ur173432401:20240407122444j:image

そういう帰属意識を持てる組織に居られるというのは幸福なことではありますが、単にその良い面を描いて終わらないのが原作者・武田綾乃先生の底意地の悪さであり作品の大きな魅力ですね。

 

・卒業式の朝にみぞれが優子にお礼を述べるやつ

アンサンブルコンテストなどを収録した短編集「ホントの話」の最終章「飛び立つ君の背を見上げる(D.C.)」における一節。この前後の中川夏紀向けのラブレターが強烈過ぎるので読者の間でも印象が薄れてしまっているのかもしれませんが、個人的にはこちらの方が、というかシリーズ通しても1、2位を争うほど好きなシーンです。

吉川優子という人物は行動力やカリスマ性、そして義侠心を備えた非常に魅力的なキャラクターではあるのですが、一方で

・強豪だった中学の吹部から一転して、高校はゆるふわ部活だったので軋轢に巻き込まれて中学からの同期が次々やめてしまった。

・その時中瀬古香織に助けてもらった恩を感じて信仰し過ぎるあまり、今度は自分が部内を分裂させる原因になってしまった。

・当の香織先輩は田中あすかにお熱であんまり構ってもらえてない。

・鎧塚みぞれの世話を甲斐甲斐しく焼いているのに、みぞれも希美にお熱で振り向いてもらえない。

・強豪校に向けて発展途上の部活を預かった結果、未来に向けた土台造りは見事にこなしたが、その年のコンクール自体は全国大会出場すら出来ずに終わった。

と、列挙してみると夏紀の存在以外はまあなんとも不憫な役回りでした。優子の最大の特徴は見返りを求めず人の為に動く所だと思うんですが、それにしてもひどい。かわいそうでかわいい。

そんな優子が卒業式に向けて最後の登校中、みぞれが駆け寄ってきます。この2人の関係はなかよし川・のぞみぞの陰に隠れてなんとも絶妙で、優子がみぞれのことをオカンのようと揶揄されるレベルで助けてきたのですが、みぞれの関心は希美にばかり向いているという状態がずっと続いていました。これに関しては優子も、そして読んでいる読者もそういうものだろうと半ば諦めていた所です。

とはいえ2人は中学高校の6年間同じ部活で苦楽をともにしてきました。6年も経てば色々変わります。直前の章(アンサンブルコンテスト)でみぞれは、受験の準備があることを理由に自らの意志で希美の誘いを断っています。そしてみぞれが成長した結果は、優子に対しても発揮されることになります。

「うちがみぞれを助けてるって、なんでそう思ったの」

「だって、助けてくれてた。ずっと」

「自分勝手に動いてただけやって」

「そんなことない。私、ちゃんとお礼を言おうと思ってた。だから、走った」

遂に、優子の積年の頑張りと思いが報われるシーン。最高です。優子がボロボロ泣いているんですが、読者としてもとても耐えられませんでした。読んでて良かったユーフォニアム。その後の優子の返しまで含めて、一生語り継いでいきたい場面です。是非とも映像化もして頂きたいんですが、アンサンブルコンテスト編をやってしまって、3年生編の時系列は4月から始まるようなので結構厳しそうですね。番外編としての「飛び立つ君の背を見上げる」が映像化されたらワンチャンあるかなくらいですね。吉田玲子先生、なんとかお願いします。

ちなみに「ホントの話」とほぼ同時期に「リズと青い鳥」が公開されています。リズと青い鳥において、希美以外にみぞれの世界を開く役割は剣崎梨々花が担っているわけですが、恐らく映画の内容も存じていたであろう原作者からこの内容が出るというのは、「みぞれが外の世界に飛び立つきっかけを作ったのは誰か」という事に関して異論をぶつけたかったのではないかという憶測をしたりしています。妄想の域を出ませんけどね。

 

と言うわけで他にも数えきれないほど良いシーンがあるのですが、今回はここまでにしておきます。アニメ3期、本当に楽しみです。

 

北宇治ファイト!

 

3月25日〜3月31日

3月25日 お別れ

2ヶ月ぶりに日本で出勤。ひたすら出張の精算と異動に伴う手続きをするだけなのでどうという事も無いのだが、周囲の生温い視線はうっすら感じる。別に取り立てて苦手な人がいるわけでも無いのにこの居心地の悪さは一体。エンジニア特有のドライな対人態度によるのか、あるいは労働者の集いはどこもこんなものなのか。一応義理の土産は配ったし、いっそ早く出て行ってしまいたいなあという気分。いやこの態度が原因か。

流石に同期はちゃんと付き合いがあったので色々声を掛けてもらったりした。しかし、中にはわざわざ個チャで連絡しにきてくれたものの何故か「帰国したら飲み会しよう」「日本から出来るだけバックアップする」など盛大に勘違いしている奴も居て、所詮人は人なので胸を張って忘れられてしまえばいいかと思うなどした。

葬送のフリーレン最終回を観た。同じ斎藤圭一郎監督のぼっち・ざ・ろっく!の最終回に似て、アニメは終わっても彼らの歩みは続いていくという淡々とした終わり方がグッと来る。ここまで積み上げてきた作品に自信があるからこそできる構成。また第一話との対比も鮮やかで美しい。そこについての細かい話は友人の感想が良かったので紹介させてもらう。今週は時間がない……

pocketmanimu.hatenablog.com

 

3月26日 学生気分

現職場の最終出社日も特に何もなく定時で終えて、卒業式をやっていた母校の研究室に顔を出した。元々怪しかった研究室の雰囲気が更に悪化していたり建物が色々建て替わっていたりしたが、当時から刺身が美味しかった店は相変わらずで良かった。

f:id:ur173432401:20240401211359j:image

卒業生に混ざっていたら、学生気分を思い出してきたので〆の家系と洒落込んだ。こうして文面に起こすとなんと老害くさいOBだ。スーツを着ていたので卒業生と間違われたのか、チャーシューをおまけしてもらった。

f:id:ur173432401:20240401211419j:image

さらに雀荘で2半荘打ってから帰宅した。2 1。骨の髄まで学生気分の1日だった。

3月27日 発熱

ハイキューのEDではない。引っ越しに向けて準備しながら気温の割に寒いなあと思っていたら普通に微熱があった。気温差20℃はやっぱりキツかった。出張前に危惧していたことの大半が現実のものとなっており、ほとんど杞憂だと笑っていた上長一同には一言ならず申し上げてやりたい所だが、もうあんまり関係ない人になるので忘れてやることにする。

3月28日 勉強机

引き続き引っ越し準備。小1の時に買ってもらった勉強机にはポケモン図鑑ホウエン地方まで)のシートを付けたまま20年近くお世話になってきた。安定した作りで収納も多い立派な机で、ディスプレイを置くために横木をノコギリで切り落とし断面にヤスリがけしてまで使い込んできた。これがない場所を家と呼ぶのかと思うとなんとも言えない気分になって、伽藍堂の机の前で手を合わせた。最後に飾ってあったこれを回収した。向こうに持って行ってどうすんだ。

f:id:ur173432401:20240401211508j:image

 

3月29日 中間管理職黄前

荷物を車に積めるだけ積んで1回目の輸送。タイ出張の2日前に、マンションで修繕工事の予定があったことを電話一本で告げてきた不動産の担当者から鍵を受け取った。これからは真っ当に仕事しやがれよと思う。転入届も出したかったが三時間待ちと言われて断念。マイナンバーカードももっと仕事してくれ。

戻ってきてから一家でフグを食べた。中学受験の合格祝いとかなんかいい日に連れていってもらった店。恥ずかしながら自分で予約して両親を食事に連れていった記憶が無いので多分初めて。まあ最後くらいはね。

f:id:ur173432401:20240401211630j:image

夜、オタクと響け!ユーフォニアムのアンサンブルコンテストを観た。久美子が窓開け(袋小路に嵌った人間を救い出す活動)の才能を遺憾なく発揮していてそれだけでめちゃくちゃ嬉しい。捻くれ者ばかりのユーフォキャラ陣の中で、久美子の才能を最も正面から称賛したのは鎧塚みぞれではないだろうか。

なんとなく思い出したのは小笠原晴香に対する「立場に押し潰されそうなのに一生懸命で応援したくなる、おじさんとかが特に好きそう」という評である。久美子を応援したくなるのは彼女が部長になったからなのか、我々が歳をとったからなのか。

 

3月30日 オブリガート

2回目の輸送で荷物の持ち出しは完了。両親が荷解きから買い出しまで全部手伝ってくれるので、情けないくらい頼り切っていた。夕方くらいには解散するはずが晩飯に寿司まで食って、「いつでも帰っておいで」と言い残して去っていった。

f:id:ur173432401:20240401220715j:image

夜は疲れて荷解きの続きをするのを諦めた。響け!の2期10話「ほうかごオブリガート」を観返して、久美子に共感するなどした。結婚するときはハガレンの最終回でも観てるのかもしれない。

 

3月31日 ひみつきち

初めてプレイしたゲームはポケモンのエメラルド。ひみつきちのもようがえは楽しい寄り道要素だった。というわけで拠点構築中。一人暮らしにしては異常に広いリビングを持て余す。誰か遊びに来ていいよ、なんも無いけど。

f:id:ur173432401:20240401220806j:image

収納容積を重視したら異様に高かった。オタクが転げ落ちる用のベット?

f:id:ur173432401:20240401220814j:image

自炊1日目。半額の鱈と鰆を突っ込んで鍋。この戦法で野菜を確保しながら6月まで戦う予定。

f:id:ur173432401:20240401220810j:image

明日から新職場。鬼が出るか蛇が出るか。

 

3月18日〜3月24日

3月18日 タメ撮り

ようやくこの生活にも慣れてひと息ついたと思ったら、もう最後の一週間。

最近悩んでいるのがブログの形式どうする問題である。当初はアジカンのゴッチのブログのフォーマットを参考にこのスタイルにした。

ドサクサ日記|Masafumi Gotoh|note

この一週間書き溜め形式の利点は、時間のある日にまとめて書けること(結局日曜か月曜に慌てて書いちゃってるけど……)、あと特に書く事のないこういう日でも一応なんか書いておくかとなって持続しやすいということである。書くことのある日だけ書くなんて言っていたら、ソシャゲのログインより面倒な作業が続くとは思えない。

一方であんまり良くないのは内容を遡りにくいという事である。単に日記帳として書くならそれでも良いのだが、海外出張編が終わったらオタクのアニメ・漫画感想メインのブログに戻るであろうから、内容ごとにタイトルやタグを付けられる方が見返しやすくていいかなあという気もする。

同じような事を考えてなのかそうでもないのか知らないが、複数のブログを目的別に使い分けている器用なフォロワーも見かけるが、自分には両方まともに運用するのは多分無理。

あとはどうしたら読んで貰いやすいかという所も気になる。Twitterよりは長く、ただし長過ぎないようにと気をつけてはいるが、面白い文章なら長くてもスラスラ読めるので、内容の方が問題という説もある。

とにかく本当に自己満足なら別にネットに放流したりしないので、当然構ってもらいたい。コメント・感想を寄越しなさい、なんでも喜ぶから。

 

3月19日  Interactive music

折角だからということでもないが、久保田早紀の「異邦人」をよく聴いている。アニソンばっかり聴いていると、ゆったりとした曲ってあんまり聴かないんだよね。

異邦人

異邦人

  • 久保田 早紀
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

 

 振り返ってみるとなんかあんまり楽しくない時期に擦り切れるまで聴いた曲はよく覚えている傾向にあるような気がする。就職してすぐのころはアジカンの「ムスタング」「或る街の群青」「マーチングバンド」、修論の直前は結束バンドの「フラッシュバッカー」と米津の「KICK BACK」、就活の頃はエヴァの「Komm, süsser Tod」、大学受験はMGSPWの「Heavens Divide」とかだったかなあ。曲選を見るに、就活は意外と心に来ていた事が分かる。

で、流行りの曲ってなんでフワッと別れとか失恋を匂わせる系の歌詞の割合があんなに高いのだろうと思っていたんだけど、もしかしてみんな本当に別れた後にめっちゃ聴くから流行っていたのでは……?という可能性が浮かんできた。自分の体験と全く以ってリンクしないから思いつきもしなかった。人生半周遅れ感。

ということで失恋したことのあるフォロワーはその頃によく聴いてた曲を教えてください。無い人は私と一緒にシル・ヴ・プレジデントを聴こう。

シル・ヴ・プレジデント

シル・ヴ・プレジデント

  • P丸様。
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

 

3月20日 そして次の曲が

4月からの編成表の端っこに出向者としてポツンと名前が書かれていて、窓際族としての誇り高い一歩を踏み出したような印象を受ける。視覚的な効果って結構容赦がない。雇用さえ守られるなら社史編纂室に異動するのもやぶさかではないのだが。

冷蔵庫の在庫整理をしつつ、ダンジョン飯とフリーレンを最新話まで視聴。4月からは間違いなく私の人生を変えたタイトルが始まるのでどちらも積み残してはいられない。

 

3月21日 壮行会

来週日本に戻ったら有給をはたいて引っ越しの準備をする旨をあらかじめ伝えてあったこともあり、職場の人から「来週壮行会あるけど来れないよね?」という聞かれ方をされ、別に行けないこともないが行きたくもないので有難くお断りした。

一方で本日はこちらの壮行会だった。なんとタイ人主催で参加者も自分と一人を除いて全員タイ人である。それはそれで気まずいのだが、これまでタイ語はおろか英語も碌に話せない自分に対して異様なまでに友好的に接してもらっていたので、流石に無下にも出来ず参加した。

 

f:id:ur173432401:20240325214408j:image

最後のタイ料理紹介コーナー。ジンギスカンの鉄板に似ているが、縁の部分が深くなっておりここに肉と魚介の出汁が集結する。水分が少ないので、出汁の濃度が高くなっていて合理的に美味しい。日本人ならこれは是非おろしポン酢かゴマだれでいきたい所だが、これで最後と思ってタイのスタイルに倣い辛いつけだれで完食。次回があったら絶対ポン酢を試したい。

thailand-navi.com

それにしても会社の内外を問わず、タイ人の日本人に対する受容度は本当に高いなと感じる一か月半だった。親日とか反日とかってあんまり実のないカテゴライズだと思っていたのだが、それは日本に居て個別の外国人を相手する場合の話で、こうして少数の側にいる環境で不特定多数と話す状況にあっては、相手の平均的な初期友好度は生活に直結する要素だと痛感せざるを得なかった。

 

3月22日 ランドセルガール

タイトル通り、「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」を読了。

Amazon.co.jp: 青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない (電撃文庫) : 鴨志田 一, 溝口 ケージ: 本

ここまで翔子さんに良い所を持っていかれたり咲太が自分で解決してしまったりで、実は咲太の力になり損ねていた桜島麻衣がようやくちゃんと活躍したという印象の回。「いつか二人で家族になろう」には「君を大丈夫にしたいんじゃない、君の大丈夫になりたい」に通ずる良さがある。

原作だと一巻の頃から普通に母親の存在に対する言及がちらほらあるので、あんまり咲太が記憶の淵に封印していた感じがしない。来るべき問題が遂に来たねという印象。一方アニメの方は、小説で言及されないことより映像で映されないことの方が不在が引き立つというメディアの特性を活用していて、シリーズ全体を通して母親の存在を殆ど抹消してきたことが仕込みになっている。一期の時から考えていたのかな。

あと幼少期の麻衣が出るドラマ中のセリフはその後の展開とリンクしているところも良かったというか、あれがないと何故子供の麻衣なのかという点が繋がらない気がするのだが、あれもアニオリだったことが判明した。気が利いておりますこと。

一番良かったのは、沈んだ咲太を慰める麻衣が「がんばったね」とは言わなかった所。直後に「がんばれ」と言わずに信じて送り出すのが麻衣の美徳として言及されるので当然と言えば当然なのだが、ちゃんと物語の中盤にはここを補完する台詞が差し込まれているところが抜かりない。

3月23日 帰国

むこうのネトフリは色々観れないアニメもあるが、代わりにジブリが一式揃っている。別に日本で観れないこともないのだが、折角なので「思い出のマーニー」をダウンロードして機内で鑑賞。一般に不人気らしいが、私としてはなんとなく美しいなあという感じがして良かった。なんとなく。

君たちはどう生きるか」を公開初日に観たとき、本当に何がなんだか分からなくて首を捻った記憶がある。で、Twitterを開くとこれはジブリの歴史で~、このキャラは高畑で~みたいな考察?が一生流行っていたが、あれは多分自分と同じようによく分からなかった人がスッキリしたいという需要にマッチしたんだろうと思う。

副次的にそういう捉え方も出来る、くらいなら良いがそれを作品を語る上で本線に据える態度に割と嫌気がさしており、それだったら言語化できずとも分からないままにフワッと世界観を受け止めるという態度も手札に加えておきたいなと思っていたのだが、実践に移せたような気がする。

 

そして帰国。感無量。

f:id:ur173432401:20240325233806j:image

 

3月24日 ハンバーグとカニクリームコロッケ

帰る前の数日前にLINEで親から何か食べたいものは無いかと聞かれていたのだが、眠たかったのでつい「タイ料理でなければなんでも大丈夫」と返信して寝てしまった。会社で昼飯の話をしている時とは訳が違う。自分はこういう所が本当に、本当に愚かで良くないなと思う。クソガキが。

和食より洋食のほうが縁が無かったなと思ってハンバーグにしてもらった。美味い。

f:id:ur173432401:20240325233826j:image

 

3月11日~3月17日

試験的にサブタイトルを導入。やめるかも。

3月11日 Party!!

件のタイ人からメッセージ。

f:id:ur173432401:20240315230303j:image

君の為のパーティだ。

いつもの人ともう1人来て、名前が分からないがKing Gnuの井口理をタイ風にした感じだった。

600バーツ(約2500円)で海鮮食べ放題。いくつになっても食べ放題で心躍る人でありたい。

f:id:ur173432401:20240315232635j:image
f:id:ur173432401:20240315232626j:image
f:id:ur173432401:20240315232630j:image

蟹とかは日本で食べる種類の方が美味しいかな~って感じだったけど、とにかくシャコが美味い。(↓網にいっぱい載ってるやつ) しかも1匹あたりの可食部が小さいので食べ放題に向いている。井口はずっとコーラと蟹を往復する永久機関になっていた。
f:id:ur173432401:20240315232641j:image

タイのソースで食べるのが常道らしいが、コーナーの隅にひっそりと置かれた醤油を見つけてからもうずっとそれで食べていた。こちらに来て初めのうちは「郷に入っては~」というスタンスだったが、もういいかなという気持ちになってきている。はよかえりて~。

 

3月12日 偉い

最近友達と通話すると「俺って偉いな〜」と一回は口にしている気がする。あんまり相手にしたくない口癖である。

実際、初海外でスケジュールの立てられ方等は杜撰だったが、宿はそれなりの好立地に洗濯掃除は全てお任せ、仕事も土日休みで何か責任を負う立場には無いので、過酷という程のものでもない。ただ色々リスクは有ったと思うし、時期と状況的に断れるなら断りたかったのも確かである。

来る前に「会社の金で海外旅行行くようなもんだからさ」みたいな事を言われたのはまあまあ癪だった。上の立場からしてみれば生意気にも不満ぶーたれの新人を一応宥めようとしているのだろうが、雑に扱っても壊れない戦士の働きで回してきた業界のサバイバー達だけに、ご時世柄甘ったれるなとは言えずともこんなの苦労のうちに入らないと安く見積もってやがるのを感じる。

 

大学生の新歓の時期に、

「別に同じ入試を通ってきた先輩でも『よくあの数学解いて入ってきたね』みたいな事言ってくれる人の方がいいのにね」

みたいなツイートを見かけたのを覚えている。当時は全然引き出しに無い発想だったので「相手に共感する話し方ってそういう出力もあるのか」と気色の悪い学習をした記憶がある。なんとなく嘘ついてるような感じがしてやりたくない人もいるんだろうけど、最近の私はまあそういう小手先も必要かなあという立場を取っている。

要するに、謙虚なのも結構だが自分の手柄や苦労を過小に評価しても仕方がないという話。自分に厳しい人間はどうせ他人にも厳しくなって碌なことがない。放り込まれた環境の中で楽しみを見出してなんとかやっているのは自分自身の偉さであって、これが当たり前と思ってもらっては困るのだ。という事で意識して積極的に自分を褒める方向性でやっている。釈明は以上。

 

3月13日 いいから早く

タイといえばの奴で、体験していなかったのがマッサージである。タイにしばらく住んでいた親戚から、行きつけだったマッサージ屋を教えてもらう事が出来たので早速予約しようとしたのだが、なんかアロマオイルのマッサージがオススメらしい。大丈夫か?独身成人男性のオタクってアロママッサージに行ってもなんらか罪に問われないのか?と若干思ったがもう滞在期間も長くないので予約した。

全然いかがわしい店でないどころか、受付で「性的なサービスを提供する店ではないことを理解する。店員にセクハラをした場合は即座に退店させる。」という誓約書にサインした。一個隣の路地に行けばそういう店も幾らでもある所なので、色々トラブルがあったのだろうと察せられる。あとは集中的に揉んで欲しいところを書く欄もあり、肩がバキバキなので丸を付けた。

担当のおばさんに慣れた手つきで入口で足を洗ってもらった後、施術台のある個室に通される。これに着替えろという感じでパンツと布の塊を渡され、おばさんが出て行った。施術着かなと思って広げてみると袖もボタンも無くバスタオルのような四角い布だった。え、どうやって着るのか全然分からないぞ?となって後回しにしてパンツの方を先に履くと、こっちはこっちでスケスケの紙パンツだ。特に捻りなくちんちんが見えている。思い出されるのはサインした「店員にセクハラをした場合は即座に退店させる」の一文。料金を先払いして店をBANされるのはいくらなんでも嫌過ぎる。

どうするか思案している間にコンコンと扉がノックされる。最悪の事態を防ぐべく咄嗟に取った行動は、先ほどの布を身体にぐるぐる巻きにすることであった。ラブコメでしかお目に掛かれない光景、しかも私がそっちなのか。

youtu.be

 

入ってきたおばさんに「ハ, ハウ トゥ‐ ウェアー ?」とクソ情けない声で尋ねると、ニッコリ笑って「OK!OK!」と返された。怒られなくてよかったが、なにわろてんねん。そしてビシッと台を指さして一言、

うつぶせ!

という訳で日本語も達者な先生に無事マッサージしてもらった。正解としてはパンツだけ履いて、体の上に掛け布団のように布を被った状態のうつ伏せで待機していることだったらしいが、1人でその状態になるのもなんだか妙な話だ。

そして結局仰向け側の施術をする際に普通に布を引っぺがされた。お前など、セクハラのうちにも入らんという訳だ。タイという国の懐深さの前に屈した一日となった。

 

3月14日 旅の恥は

いつぞやの日記で書いた「若者」呼ばわりしてくる女性と、一緒にいた男性含め同じ日本人3人で食事。会話の煩わしさを、1人で入りにくい店に行けるという食欲が上回った。

何故か女性の男性陣に対する女性ウケ改善講座が開催され、楯突くほどの知見も無いので苦笑いしながら聞いていた。だがその「何故か」が、「前に2人で会った時にその男性が誘ってきたから」だった事を女性が暴露。それを受けてまあまあ酔っていた自分が「2人きりという前提での発言を、本人の前で恥をかかせるように開示するのは悪辣で誠意が無い」と猛反撃。想定外の刺客の登場によって勢いが一瞬止まるものの、「若者、意外と面白いねえ!」と復調。絶対に一軒目で帰るつもりで来たのに、何故か男性も上機嫌で二軒目に行くことに。最早ここに正気の人間は1人もいない。

二軒目。食事の写真に映る店がどんどん汚くなっているなどの指摘が寄せられたが、実際その通りで反論の余地も無い。今日は特に行くところまで行った感がある。歌舞伎町みたいな通りで路上飲みしているのだからトー横の人達と全く同じと言っても過言ではない。会話の内容も最早書きかねるレベルで終わっていた。

f:id:ur173432401:20240318232102j:image
f:id:ur173432401:20240318232106j:image

どういう流れでそうなったのかサッパリ覚えていないが、屋台にあったダイスゲームでそこら辺にいたタイ人やカナダ人と勝負。多少なりとも選択があるゲームだったので必死に考えていた気がする。スマホに彼等とのツーショットが何枚か入っていて、楽しそうだった。

f:id:ur173432401:20240318235133j:image

最後は半分寝ていた女性をホテルのフロントまで介抱して解散。あの環境で寝られるのは才能だと思うが、早死にしそうでもある。

そして水飲む前に寝てしまう。大変愚か。

 

3月15日 沈

ただの二日酔いだろと思われるかもしれないが、明らかにその範疇を越えたクリティカルな腹痛が発生し、午後からカードを切った。多分屋台で飲んだ時の氷かなあ。帰ってから吐いて寝てを2セットくらいやったら回復した。

 

日本への一時帰国時に風邪を引いたり腹を下したりはあったが、ここまで休み無しできていた。ただ、このトライアル期間で私海外全然平気ですと思わせるメリットはこちらには全く無いので、その意味では盾にできる事案が出来てよかったという説もある。前日のことは口が裂けても言えないが。

 

3月16日 既視感

最後の週末。無性に海が見たくなり、ちょっと遠出することに。

デカい駅の隣の、

f:id:ur173432401:20240319004801j:image

しょぼいホームから乗り込む。ちなみに駅のトイレが有料の癖に耐えられないレベルで汚く、初めて洋式があるのに拒否して和式を選んだ。

f:id:ur173432401:20240319004846j:image
f:id:ur173432401:20240319004816j:image

なんと150㎞の移動に44バーツしかかからないという破格の料金。ただしエアコンが無い。32℃。

f:id:ur173432401:20240319004856j:image

東南アジアらしい景色が続く。

f:id:ur173432401:20240319004812j:image
f:id:ur173432401:20240319004842j:image
f:id:ur173432401:20240319004850j:image
f:id:ur173432401:20240319004809j:image
f:id:ur173432401:20240319004902j:image

電車に揺られること四時間半、目的のホアヒン駅に到着。王族の避暑地とかがあったらしい。ほどよく寂れていて観光客は年配の白人がやたら多い。
f:id:ur173432401:20240319004823j:image
f:id:ur173432401:20240319004819j:image

美しく格好よく脚も速いため人より上の存在であるところの馬がいっぱいいる。金を払えば乗せてもらえるが今日はパス。

f:id:ur173432401:20240319004827j:image

天気× 潮× で酷過ぎる写真しか撮れない。明日に期待。

f:id:ur173432401:20240319004830j:image

f:id:ur173432401:20240319004834j:image

やる事もないのでさっさとホテルに行く。

f:id:ur173432401:20240319011658j:image

ホアヒンはそもそも海が大して綺麗ではない。入ってもいないが見た感じ内房並みの水質。ホテルのプールとかでくつろぐのがメジャーな楽しみ方らしい。久々に泳いだ。

天気のいい翌日の写真を貼る小細工

夜は海沿いのレストランに行ってきた。

f:id:ur173432401:20240319011934j:image

日没前で彩光が最悪の状態に。人のブログを見て、もしかしてみんな食事の写真とかちゃんとフィルターかけて上げてるのか…?と気になって入れたアプリを使って比較してみる。いかがでしたか? よく分かりませんでした…

f:id:ur173432401:20240319012141j:image

f:id:ur173432401:20240319012037j:image

夜は他に行くところもなくて部屋でビールを飲むだけ。綺麗なホテルだと思ったのに、虫の羽音で安眠を妨げられた。振り返ってみると館山にある高校の宿舎に行く時とやってることが似過ぎている。なんなんだ。

3月17日 渚のトロイメライ

ビーチが東向きなので日の出が見える事を期待して起床。知らぬ街の夜明け前は怖くもあり怪しい魅力もある。多分海が好きというよりは波打際が好きなのかなあと思う。

f:id:ur173432401:20240319020530j:image
f:id:ur173432401:20240319020523j:image
f:id:ur173432401:20240319020526j:image

f:id:ur173432401:20240319020537j:image

 

ひとしきり写真を撮り終えてやや寝ぼけたままに海岸線をしばらく歩き、「不可思議のカルテ」ごっこをするオタク。

f:id:ur173432401:20240319020533j:image

 

というのも行きの電車ではずっと青ブタの原作小説を読んでいた。丁度「おでかけシスター」の巻まで読み終えたのだが、現在映像化されている中ではここが随一で面白いなあと思う。

青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない | アニメ動画 | dアニメストア

 

この作者の他の作品は「さくら荘のペットな彼女」しか観ていないが、「何かを選択する、決断すること」は両作品に通底するテーマだと思われる。おでかけシスターで描かれた、主人公の妹・花楓が取った決断の気高さと、そこに至ることを納得させる構成を非常に気に入っている。翔子の話も良かったが、問題の解決が思春期症候群の手を借りず、人間の意志と行動によってなされたという点でよりこちらの方がより好みである。

劇場版で良かったのは、海を背景に花楓と卯月が会話するシーン。シリーズを通して海辺という舞台は、朋の告白、理央との花火、のどかの入水未遂、翔子との出会いと再会と極めて重要なシーンにたびたび活用されてきた。波打際は揺れ動く思春期の精神の象徴であり、これ以上逃げることのできない終着点の意味も持つ。(実際、物語は梓川兄妹が横浜市内から藤沢に引っ越す(逃げる)ところから始まっている) 昔読んだ漫画に「人は物語を求めて山を登る」という台詞があったが、海辺は物語に決着を付ける為の舞台と言える。

花楓は卯月(とその母親)との会話によって、記憶を失っていた間のペルソナ「かえで」の存在を受け入れるためのきっかけを掴み、それによって未来の選択を決めることになる。高校受験の際は教室から映っていたはずの海が目に入っていなかった(と兄の咲太が推測している)のに対し、今の外の世界に目を向けつつある花楓の周りには眩しい海が広がっている。その事を視覚的に強烈に認識させるカットはまさに小説を映像化した意義そのものであった。

と、まあ手元に視聴する環境が無い中うろ覚えであれこれ書いているが、単純に主人公の咲太が結構好きで、彼の頑張りが報われて嬉しいよという気持ちも大きい。小説の方は、受験の朝に咲太が早起きして妹のために朝食と弁当を作る場面が、一つ一つの工程を書いて読ませることで、映像より印象に残るつくりで良かった。

 

書き疲れたので以下手抜きの写真コーナー。

f:id:ur173432401:20240319020913j:image
f:id:ur173432401:20240319020905j:image
f:id:ur173432401:20240319020923j:image
f:id:ur173432401:20240319020920j:image
f:id:ur173432401:20240319020901j:image
f:id:ur173432401:20240319020909j:image
f:id:ur173432401:20240319020927j:image
f:id:ur173432401:20240319020916j:image

なかなかいい所だった。

 

振り返ってみると曜日別にライターが居るかのようなとっ散らかり具合。オタクの好きな作品語りパート以外はもう少し文量を圧縮したい。改善点。