2月19日〜2月25日

2月19日

こちらに来てからずっと気になっているのが、匂いがニュートラルになる瞬間が全然ないということである。路上はいつも屋台から発せられる食べ物の匂いと得体のしれない生臭さがせめぎ合っている。屋内も宿の通路・部屋、オフィス等どこにいても何かしらの匂いがする。生活空間くらい無臭に近い環境で過ごしたいのだが……  恐らく、一般にトイレの芳香剤が強力にならざるを得ないのと同じで、放っておくのが厳しい匂いを上書きしなければならないのだと思われる。キツい匂いで具合が悪くなったりする人には厳しい環境になっている。今更ながら日本の公衆衛生を向上させてきた努力に敬意を払いたい。

 

日本の冬の時期は、こちらの乾季に当たる。1週間滞在していて一回だけ、二時間ほどであるが雨が降った。今くらい匂いも落ち着くかなと思って、窓を開け放ったのだが、ペトリコールを煮詰めたような匂いが猛烈に充満していた。何をするにも加減というものを知らん奴等だ。

 

昼飯

魚の浮袋?が入ったあんかけスープ麺

浮袋自体に味はあんまりしない。食感用に入っているタイプの食材っぽい。

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晩飯

ピーマンとバジルが一回では使い切れなかったので、部屋でガパオに再挑戦。今回はバジルに最小限しか火を通さないようにしたので、ちゃんと香りを残せた。昨日よりちょっといい自分に乾杯。

2月20日

日本に出張で3日ほどカムバック。

 

移動。(スワンプナーム空港)

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移動。(乗り継ぎ一時間に対して45分の遅延)
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移動。(すでに搭乗時間を過ぎている)

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移動。(ヤバ遅刻客が緊急輸送される様子)

 

移動。(FUK岡)

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移動。(徳山着)
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気温34℃の土地から戻ってきて破滅することが予想されたが、意外に暖かく耐え。最高気温20℃で暑いとか宣っている人にはバンコク守の顔をせざるを得ない。

 

晩飯 吉野家

日本食に飢えた人のチョイス

涙が出る程美味い!ってほどでもない。普通に美味しいけどね。現金な舌の持ち主だった。

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下着泥棒のせいで、日本滞在中の分が足りずコンビニに買いに行く羽目に。マジ許せん。

2月21日

ホテルのビュッフェ形式最高!!!!!!!!!

 

他に書くことが無い。

 

昨日の飛行機ではずっとむこうぶちを読んでいた。


高レート麻雀で傀という絶対的強者と戦い敗れていく側に焦点を当てて人間ドラマを見せるというストーリーで、大体は相手がどうしようもない借金を抱えてパンクするか、麻雀に自信のあったのがへし折られるというオチである。

麻雀の内容は一生「流れ」とか「ツキ」の話をしてるのでなんでもよく、大体2~3話の単話完結なので大きな山場などもない。しかしながら既刊が61巻もあり、これだけ続くほど人気があるのは、毎回出てくるキャラとその話の魅力が最低限確保されているということで、これは中々簡単でないことのように思う。暇な時間にちんたら読むのに丁度いい温度感であった。

また傀というレギュラーキャラの内面が徹底的に伏せられており、言ってみればその回のゲストキャラを処刑するための舞台装置と化している。これが博徒の脳内で展開される一人相撲をよく際立たせている。勝つ側のキャラがどうやって勝つとかこの相手はどうだとかいちいち考えを述べているようでは、負ける側のカタルシスに集中できない。大事なお約束である。

2月22日

ジジイの朝飯。もう長くない人?

 

結構寒くなってきて、完全に鼻風邪状態になっていた。気温差25℃に耐えられる程タフではない。

 

この出張にタイ人が一人同行しており、ずっとTOEIC600点台の英語で必死に会話している。前日の夜は客先との飲み会だったのだがこれが非常に悪質で、明らかにそんなに飲みたがっていないタイ人に次から次へと飲ませ、挙句三軒目まで連れまわしていた。自分のことなら拒否するなり吐くなりすればいいが、彼に関しては日本人側に立場の違いに自覚があるのかないのか分からないが本当に胸糞悪い。今日は朝も昼も食べられていないと言っていたで、空港で豚骨ラーメンを食べたかったのを断念してうどん屋に連れて行った。あまりに不憫なので全額出した。やや押し付けがましいかなという気もしたが、全部食べて地元にも似たような料理があるよと教えてくれたので良かったと思うことにする。今日ほどもっと英語をやっていればなあと思った日もない。

 

日本食を調達。次戻るのは一ヵ月後。

 

2月23日

22日午後8時に出発して、こちらの宿に戻ってきたのが日本時間で午前6時半。これで移動が勤務時間に含まれない上に、翌日出勤日である。流石に有給を取ったが、誰がこの体験をして今後も海外勤務を希望すると思っているのだろうか?呆れるほかない。

 

とりあえず風邪をなんとかしたいが、どこで健康食にありつけるのかも分からず。近所に韓国料理店があるのを思い出し、参鶏湯っぽいメニューを注文。食べているとなんか汗がダラダラ出てくるのでなんか当たりっぽいなという感触を得る。実際午後からほどほどに復調した。

 

実は麻雀に参加したのと同じ在住邦人向け掲示板サイトで日本人の知り合いを募集しており、この前まではゲイの人から直球の肉体関係のお誘いが来るだけだったので完全に諦めていた。

一見礼儀正しいようにも見える

しかし今週になって普通の同年代日本人とコンタクトを取る事に成功。3人グループであちこち観光した。

 

年上の女性から「若者」というあだ名で呼ばれるイベントがあったのだが、あんまり心ときめかなかった。オタクってこういうのがいいんじゃなかったっけ。CV 日笠陽子か日高のりこあたりならあるいは……(贅沢)

2月24日

久々に何もない日。

そして何も飲めない日である。

 

近くのショッピングモールを観光。上の階は外車のギャラリーになっており、まあまあお高い感じの百貨店に近いと思われる。

邪神像?

わかります

昼飯

鍋で米を炊いたが、後は全部インスタント。

炊飯器って便利だったんだね。

FUK岡

晩飯

単なる寿司であれば日本で食えという話だが、ローカライズされた寿司なら現地料理と言って差し支えない。

トンチキ寿司センサーがビンビンの看板を発見し、入店。

 

かなり期待の持てるメニュー画像

GOMAAE

ところが、プレートを頼んでみると存外普通でがっかり。

くら寿司とかスーパーのパック寿司よりは美味しいくらいではあるのだが、如何せん高い。これで3000円くらい。タイナイズドされたスパイシー手巻き寿司などもいくつかあったのだが、そちらの方がおまけという感じでしかも高いので断念。無念の撤退であった。

エビ・タコだけ抜けて安いので追加した

もうなんでもいいか……となり近所の屋台で追い飯。250円のほうがなんだかんだ満足度高くておしまい。

肉、テッカテカでワロタ

屋台+穴の開いた氷は緊急避難警報

時間があったのでフリーレンを24話まで、ダンジョン飯5話を視聴。アニメは観れるときに観よ。

足パタパタマルシルかわいい。

2月25日

なんと奪われたパンツが他の洗濯物と一緒にしれっと返却されていた。なんじゃそりゃ。

 

麻雀会に再度顔を出し、前回勝った分の1.5倍くらいの損害を出す。くそったれが。勝ち頭の金でドカ食い気絶部するも、安くて美味しい中華では焼け石に水。写真の料理にビール瓶二本付けて全部でなんと4500円とかである。まあでも大勝ちからの大負けで交流は深まったのでプライスレスとする(強弁)

小籠包は2段目にも同じ数入っている

ホルモンがゴロゴロ入っていて美味い

帰りに日本系のスーパーに寄っていくと、ひなまつりの商品が店の入口にずらり。このような季節絡みの行事が、少なからず異国で長期滞在する日本人の精神的なセーフティネットになっているのではないかという気がして勝手にしんみりした気分になった。