2月12日〜2月18日

2月12日

 とにかく朝が辛かった。疲れが考え方にかなり響いていて、部屋を一歩出ると日本語が通じない世界が広がっているという事実に心底気が滅入る。

 

 アパート形式の宿なので朝食が出ることもない。調理器具は一式あると聞いていて、前日の夜にスーパーで卵を買って目玉焼きでも作るかと思っていたのだが、よく考えると醤油も塩も油もない。半ば自棄になって作り始めたら焼く前から黄身は割れるし、油がないから当然フライパンに引っ付くし、味もしない。無常の食事。

 無音に耐えられずテレビを付けた。唯一の救いは日本のテレビが映ることで、昨日は大河を5分だけ観て寝たのだが、その日の朝は、

 

 

 

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平野レミがうどんで鍋を混ぜていた。

(この画像はネットで拾った)

 

 

「洗い物は少ない方がいいですからね」と言うものの最終的に皿に付ける段になって、

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いやおたま使ってんじゃん。

 

料理は、自由だ。

(これ偽フリーレンっぽくて好き)

 

観ていてかなり気分が楽になった。

ありがとう平野レミさん。

 

昼飯 野菜と豚肉の煮込みスープ的なやつ 240円

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晩飯 タイ料理店で歓迎会 

海老の揚シュウマイとなんかf:id:ur173432401:20240218175718j:image

普通に炒飯 付け合わせのネギを齧ると美味しい
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2月13日

朝から完全に腹が破壊されるところから始まった。国を跨いで水質が変わるとこうなる人が多いらしいが、場合によってはこちらの水に慣れた頃に日本に戻るとまた破壊されるとか。魔虚羅になって完璧に適応させてくれ。

部屋のケトルでお湯を沸かそうとしたところ、直前になってカビが生えているのに気が付いた。

フロントに報告して交換してくれと頼んだが、明日交換しときますねって言われた。呑気か? そもそもこのケトル、蓋を外して中を洗う術がなく、カビが生えて当然の代物だった。

 

昼休みに会社の周りを散歩。面白いんだけど気温が34℃あるのでそう長く歩いていられない。

 

昼飯

適当に注文すると油分とスパイスの片方もしくは両方が必ず入ってくるので、なんか胃にやさしい料理無いですかねと日本人に聞いて教えてもらったものを注文。優しい味付けと茶碗蒸しみたいな具が良い。こういうのでいいんだよ。

 

晩飯

消化に良い料理の探索が続く。タイのお粥「ジョーク」が食べられる店を調べて注文。

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安い(240円くらい)が粥の下に卵と鳥団子が沈んでおりそれなりの食べ応え。それにしても写真がまずそう過ぎる。美味しかったんです……本当なんです……

2月14日

別にこの日に始まったことではないのだが、宿の所在地が歌舞伎町のど真ん中みたいな通りなので夜はこうなる。前を通ると片言の「イラッシャイマセー」が飛んでくる。

 

いやまあ合法なんだけどさ……こう慎みというか……

 

表通りもなかなか賑やかしい。なんというか今は面白いが、落ち着かないので滞在が長くなるとどうなるか分からないといったところ。

 

昼飯 野菜と豚肉の卵とじカレー風味 微妙

 

晩飯

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近所のタイ料理店に一人で入店。タイ南部専門らしく、メジャーなタイ料理が少ない。くじ引きで料理決める企画したら楽しそうだが、分量が一人には多いのが難点。

 

マッサマンカレーを注文。程良い煮込み加減のじゃがいもと玉ねぎが嬉しい甘めのカレー。

急激に食レポブログになってきた。それくらいしか書くことないねん。

2月15日

月曜に出した洗濯物のうちシャツやズボンが返ってきたものの、なんとパンツと靴下が未帰還。受付に言っても曖昧に笑うばかり。下着泥棒被害者の会の者ですが。

会社周りの散歩 part2

線路の脇に柵を設けるという発想が無いのか、衝撃の距離に点字ブロックが通されている。ちなみに現地人は平然と線路を横切っていた。

 

昼飯

油揚げみたいなやつは恐らくかすうどんのかすと同じようなもので、下の方の白いのが麺。要するに大体かすうどん。200円。

 

物足りなかったので、散歩中に屋台で追い飯。現地ではガパオライスとは呼ばないそうで、「ガパオガイ!」と言うと鶏肉のガパオライスが注文できる。あとバジルも日本でよく見るやつとは種類が違うらしく、香りが主張していて良かった。240円。

晩飯はここに連れてきた上司のお誘いで飲み。話していて、好んで海外畑にいる人の仕事観とはやはり合わないなと思うものの、荒波に揉まれている新入社員への歩み寄りと気遣いを感じる点はありがたいので、素直に感謝。

2月16日

普段は同じ車で帰るため固定残業が発生してBADなのだが、今日は定時で上がれる事案が発生しHAPPY

 

宿のネット回線が貧弱過ぎるので動画も観られないと嘆いていたのだが、スマホタブレットではなくノートPCだと、結構マシになることが判明。どういう原理なんだ。詳しい人いたら教えてくださいな。

 

昼飯 昨日と変わりがなくないかって?今日のは鶏肉やねん。

晩飯

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タイに詳しい筋からの情報提供を受けタイ料理の開拓。

別に日本食や中華、イタリアンなどの店もいくらでもあるのだがタイ料理を擦り続けているのは、普通に値段が違い過ぎるからである。前者はざっくり言えば丸の内並みである。

 

スッキー シーフードと春雨の炒め物でチャプチェの遠戚のような感じ。

カイラン菜と豚の炒め物 この手の料理は野菜が取れる上に味が大外れしない点が偉い。

 

料理は良かったのだが、この氷付きのビールが罠だった。火曜以降小康状態だった腹が翌日再度破壊されることとなる。タイの水道水は衛生上飲んではならないのであるが、恐らくこのくらいの飲食店では平然と水道水を凍らせたものを出している。火曜も前日に氷付きの酒を飲んでいるので、十中八九これが原因なのではないかと睨んでいる。

2月17日

慢性的に6割ぐらいの調子で過ごしていた一週間を終えて、待望の休日。沁みるぜ。

味の素が販売しているガパオライスのもとが良いと聞いて、宿で自作。日本で手に入りにくいホーリーバジルも売っているのでかなり良い条件と言える。

簡単に作れて普通に美味しいという、料理の一番偉いやつ。ただバジルの香りが全然しないのでどうしたものかと思ったが、先日屋台のおばちゃんが殆ど炒め終わってから投入していた気がするので、火を通し過ぎた可能性がある。ガパオも一筋縄では行かぬ。

 

午後から現地の日本人と麻雀のセット。現地に雀荘は無く、色々あって人んちにお邪魔している。

点数計算も怪しい若者を暖かく歓迎していただいて大変ありがたかった。面子が揃わないと出来ないゲームの良い所が作用したところもある。こちらに来て会社以外で初めて知り合いができたので、麻雀を覚えていて良かったと心底思った一日だった。リーチ後に嶺上ドラ6を和了るなど絶好調でHAPPYだったが、ちょっと新参者にしては可愛い気のなさすぎるレベルで勝ってしまったので若干気まずい。次行く時は手土産を拵える必要がありそう。

 

あとは移動に初めてバイクタクシーを使ってみた。要するにバイクの二人乗りでタクシーより安いというものなのだが、カスの交通治安にバンバン車をすり抜けていく運転手、挙句私だけノーヘルというマジにスリリング過ぎる体験だった。踏切の段差で軽く跳ねたときは悲鳴が出た。短い距離なら便利だが、10分以上かかる所にはもう使いたくない。何もかも大味なこの国の象徴と言ってよい産業だと思う。

2月18日

朝飯だけイムちゃんで食べてあとは宿でゴロゴロ。

本当は観光も行きたいんだけど、やる気と元気が……

1人なので一層動きづらい。だれか来ない?